NBA PLAY-OFFs 2023 ファイナル
2023/06/17
NBA PLAY-OFFs 2023 ファイナル
デンバー・ナゲッツ vs マイアミ・ヒート
こんにちは!
今週は、先週に引き続き、NBA PLAY-OFFs ファイナル2023について書きたいと思います。
PLAY-OFFsについては、毎週のように取り上げていましたが、先週からNBA Play-offsファイナルのデンバー・ナゲッツvsマイアミ・ヒートについて書いています。
先週の記事では、両チームの選手紹介や、チームの特徴について書きました。まだの方は、ぜひチェックしていただければと思います。
今回の記事では、試合内容や試合結果について書きたいと思います。
また、書きますので、まだご覧になられていない方は、試合を見た上で読んでいただければ嬉しいです。
では、本文に入ります。
半年以上のシーズンより、選ばれたチームが優勝を目指すトーナメント戦、PLAY-OFFsもいよいよ最後の2チームとなりました。
今回は、デンバー・ナゲッツとマイアミ・ヒートのファイナルの試合を第一戦からポイントごとに書きたいと思います。
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in デンバー
第1戦
デンバー・ナゲッツの本拠地であるボール・アリーナで行われた、第一戦。
結果は、デンバーの圧勝で終わりました。
一番の要因は、体力の差です。
ナゲッツは、スイープをしたことで、一週間ほど試合がなく、準備する期間がありました。
それに対し、ヒートは、セルティックスに対し7戦目の負けられない最終試合に勝利し、体を休める暇もなく、ファイナルの試合で敵地に行かなければいけません。
疲労の差や、対策の差が表われた試合であったと思います。
内容としては、ナゲッツは有利なインサイドを責めるように、ペイントエリア内でアーロン・ゴードン選手が得点する状況を作り、堅実に得点を重ねます。
一方、ヒートはガード陣のシュート成功率が振るいませんでしたが、ゾーンや相手のインサイドに対する攻めやパターンを絞りながら、次戦以降にもつながるプレーをしていたように思います。
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in デンバー
第2戦
第二戦は、ヒートの強みが出た試合でした。
全体の3ポイント成功確率は48%を超え、ディフェンスではマッチアップゾーンがはまり、ポジションが決まったアンバランスなディフェンスにより、意図しないシュートを誘発させました。
ナゲッツは、一戦目とは異なり、簡単な攻めが出来なくなりましたが、ヨーキッチ選手がいない時間帯では、ラン&ガンの素早い展開で得点をし、ヨーキッチ選手は自身の能力で41点の大活躍をし、応戦しました。
結果は僅差でヒートが勝利しました。
どちらも善戦し、素晴らしい試合でしたが、そうだっただけに、ヒートの対策を越えられなかったナゲッツは、敵地での2戦を乗り切ることができるのかという印象がありました。
in マイアミ
第3戦
第三戦は、マイアミのカセヤ・センターで行われる初戦でした。
マイアミが有利となると思われた今回でしたが、一番の番狂わせを起こしたのは、今年NBAに加入したルーキーでした。
その選手は、ナゲッツのベンチプレイヤーのクリスタン・ブラウン選手です。
昨年は、NCAAでカンザス大学の選手として全国制覇をし、今年デンバーにドラフトされた選手です。
彼がもたらしたインパクトは、オフェンスでのカットインです。
多くのチームが苦しめられたマイアミのマッチアップゾーンの強みは、弱点にも捉えることが出来ます。
今回のクリスタン・ブラウン選手のカットインは、人ではなくポジションを守るマイアミのディフェンスにより効果的にでます。
マイアミも、すべてを守るわけではなく、ある程度は考慮していましたが、カットインからのパンチアウトスリーやカットインがあるからこそできる、想定外のミスマッチが起きるなどズレが生まれます。
また、ヨーキッチ選手は試合を通し、32得点21リバウンド10アシストという、意味の分からないスタッツをたたき出し、歴史上初めて「30得点20リバウンド10アシスト」を記録した選手となりました。
チームも敵地での初戦で勝利し、マイアミには課題が残る試合となりました。
in マイアミ
第4戦
マイアミで行われた2戦目。
デンバーは、3戦目で通用したカットインを、マイケル・ポーターJr.選手など多くの選手がプレーに取り入れ、有利な状況を継続させ、ヒートは少ないメンバーでプレーしてきたことによる疲労が出たのか、ガード陣のシュートが上手くいきませんでした。
それでも、アデバイヨ選手がゴール下でリバウンド、得点をあげ、バトラー選手やラウリー選手、ラブ選手などのエース、ベテラン陣が、得点を重ね、チームを支えました。
その粘りが実り、勝機が訪れます。
ナゲッツの大黒柱であるヨーキッチ選手が4コーターはじめに、ファウルトラブルにより、ベンチに下がり、ヒートは勝利を掴めるチャンスが訪れます。
しかし、ヒートはその時間帯にターンオーバーを重ね、反対にデンバーはマレー選手などが踏ん張り、デンバーが勝利しました。
この試合により、デンバーの王手で、本拠地に戻ります。
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in デンバー
第5戦
勝てば優勝のデンバーと、あと3回勝利しなければならない(つまり、次戦以降も見据えて勝利しなければいけない)マイアミとでは、心境だけでなく、戦い方が大きく異なります。
その違いが大きく現れたのは、最終コーターの始まりだったと思います。
3コーターが終了し、70-71の僅差でマイアミが勝利するも、ナゲッツは、よりインサイドへの守りに注視したマイアミのマッチアップに対して、アウトサイドへのパンチアウトで応戦するもそのシュートが決まらず、マイアミは、ヨーキッチ選手の身長が効き、ペイントエリアで安定して得点をすることが出来ず、お互いのディフェンスが成功し、ロースコアで終わりました。
その転換点である4コーターはじめ、デンバーはベストメンバーがコートに立ち、マイアミは主力を休ませたベンチメンバーでスタートしました。
意図はわかりませんが、私は両チームの次戦を見据えたかどうかの違いが、このような結果となって表れたと思います。
点差が少し離れた時点で、ヒートのスポルストラ監督はスターターを試合に戻す、迅速かつ最善の判断をしますが、勝負所をヨーキッチ選手は逃さず、最後は、ヒートのバトラー選手、デンバーのヨーキッチ選手による意地の得点争いがありましたが、最初に開いた僅かな差が、この試合の勝者を決めた大きな要因となりました。
デンバーがNBA2023年を制し、チーム初のチャンピオンとなり、ヨーキッチ選手は、ファイナルMVPを獲得しました。
シーズンも一位で通過し、主要メンバーがドラフトされたチームに残り続け、マレー選手の怪我や、ヨーキッチ選手が2年連続MVPを獲得するなど、チームとしも、難しく、結果を待ち望んでいたチームの1つでもあります。
だれが見ても文句なしの優勝チームであり、来シーズン多くの変化が行われるであろうNBAで、各選手や各チームに追われる立場となるチームとして、最もふさわしいチームであったと思います。
おめでとうございました!!
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