ワールドカップ直前!注目チーム6選!!
2023/08/25
ワールドカップ直前!注目チーム6選!!
後編 ―スペイン・ドイツ・フィンランド
こんにちは!
今週から、いよいよ男子バスケットボールのワールドカップが始まります。
今大会は、開催地の1つに沖縄もあることから、多くの人が直接や、テレビで観戦する機会が増える、盛り上がる大会になると思います。
その熱をさらに高めるため、今大会の注目チームを6チーム紹介いたします。
先週の記事で、その内のオーストラリア、カナダ、スロベニアの3チームを取り上げました。
そして、後編となるこの記事では、スペイン、ドイツ、フィンランドを紹介し、最後に今大会について書こうと思います。
それでは、本編に入り、早速3チームについて書きたいと思います。
https://twitter.com/FIBAWC
スペイン
1つ目のチームは、言わずと知れバスケットボール強豪国である、スペインです。
前回の大会も含め、優勝も経験している強豪国ですが、今大会では世代交代をした、新しいスペインが見られると思います。
今月、NBAの殿堂入りを果たしたパウ・ガソール選手や、彼の弟でメンフィスを始め、トロントでは優勝をも果たしたマイク・ガソール選手、「神童」と呼ばれた、スーパーガードのリッキー・ルビオ選手などが、スペインの顔とも呼べるレジェンドプレイヤーでしたが、今大会は、ガソール兄弟は引退し、ルビオ選手は長期的な休養をする必要があったため、今大会は彼ら以外の選手で戦わなければいけません。
しかし、昨年、この世代交代を不安視する人々の考えは大きく変わりました。
それは、ユーロバスケット2022で、見事スペインが優勝しました。
いずれ必ず訪れる世代交代にいち早く備えたスペインは、チームセットなどのチームの強さ以外にも、各々の選手が実力をつけ、ビッグマンであるガソール兄弟が抜けたネガティブな要素を、3ポイントや展開の速いアセットを取り入れるといった、近代的なバスケットに対応するというポジティブな要素として、返還することを可能としました。
19歳で、20歳以下のユーロ大会でMVPも受賞した若きガード、フアン・ヌニェス選手、そして、ハイメ・フェルナンデス選手。インサイドには、兄弟でNBAでも活躍しているエルナンゴメス兄弟。そして、チームに勢いを与えるインパクトプレイヤーとして、ベテランのフェルナンデス選手と、若手で、メンフィス・グリズリーズで活躍中のアラダマ選手がいます。
チームカルチャーと、個人能力、チームバランスなど、今回最も綺麗で強力な仕上がりとなっているスペイン。間違いなく、優勝候補の1つでしょう。
https://juunikokuki.hatenablog.com/entry/2021/07/10/205902
ドイツ
次に取り上げるドイツは、今大会、最もエキサイティングなチームといってもいいでしょう。
NBAレジェンドのダーク・ノビツキー選手の生まれた国で、現在も多くのNBAでも活躍するような選手が多数います。
チームの中心は、シュルーダー選手、タイス選手、ワーグナー兄弟です。
ドイツの何がエキサイティングかというと、その中心選手はシュルーダー選手です。
彼のポジションであるポイントガードは、本来、ゲームをコントロールすることが役割です。
つまり、4クォーターを通して勝つために、今何をすべきかを考えなければいけません。
しかし、彼のプレーは真逆です。ディフェンスもオフェンスも身体能力とエネルギッシュさで、目の前のプレーに全力を注ぎます。
その不規則なプレーや動きは、敵味方を狂わせますが、ドイツのメンバーはそれに対応する柔軟さがあります。
タイス選手もワーグナー兄弟も、身体能力が高くポジションレスなプレーを得意とします。
シュルーダー選手を台風の目とし、タイス選手やワーグナー兄弟、シューターのクラマー選手などがその勢いを高めます。
バスケットの王道のようなチームスタイルではないかもしれませんが、よほど対策をしなければ彼らの勢いを止めるのは難しいかもしれません。
https://twitter.com/DBB_Basketball?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1689599794719715328%7Ctwgr%5E8f2ece820d173644236e5df54b930ddc993f5d21%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.fiba.basketball%2Fbasketballworldcup%2F2023%2Fnews%2Ffinal-12-man-roster-for-germany-impressive-squad
フィンランド
フィンランドは今最も注目されているチームの1つと言えます。
昨年世界に大きな衝撃を残したユーロバスケット2023。
その中心選手は、フィンランドのラウリー・マルケネン選手です。
サリッチ選手などがいるクロアチア相手に、43点という規格外の数字を残し、彼の実力を世界に知らしめました。
昨シーズンのNBAでは、最も成長した選手に贈られるMIP賞を受賞し、最も勢いに乗り、注目されている選手です。
213cmもある身長からは想像できない、3ポイントシュートやドライブなど、スピードと技術を持って器用にこなします。
そして、近年才能が開花し、チームの第一オプションとして、エースとして活躍するマルケネン選手の大きな魅力は、成長過程であることです。
彼のプレーがどこまで通用するのか、また、どれだけ成長するのか、多くの人が期待しています。
https://www.basket.fi/basket/uutiset/nain-seuraat-susijengin-matkaa-mm-kisoissa/
前回の記事も含め、6チームを紹介させていただきました。
しかし、今回取り上げなかったチームも、オーストラリアに強化試合で勝利した身体能力・センス・技術を要するブラジルや、今大会トップガードの一人であるカンパッソ選手など、他にも強く・面白いチームもあります。
今回の大会は、「理不尽」に強いチームはいないと思います。
現在、世界で最も優れた選手であるヨーキッチ選手(セルビア)、そして、ヤニス選手(ギリシャ)は出場せず、フランスもエンビート選手やウェンバヤマ選手はいません。
オーストラリアの弱点であるインサイドもベン・シモンズ選手で解決し、カナダもマレー選手とウィギンス選手が控えています。
それは残念なことでもありますが、今大会は、とても力が拮抗していることで、さまざまなプレースタイル・チームスタイルを持つチームを見る事が出来るという素晴らしい面もあります。
つまり、バスケットを多角的にも見ることが出来る、学ぶ部分が多く、熱狂的になることができる最高の大会になることは間違いありません!!
余談ではありますが、私の優勝予想はブラジルです。
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