6マン
2023/11/03
6マン
アンドレ・イグドラ
こんにちは!
NBAが開幕し、一週間がたちました。
今シーズンは、大型トレードや大型新人も加入したことから、それぞれが応援しているチーム以外を観ることも、大きな楽しみの一つとなっていると思います。
11月の一つ目の記事となる今回は、今シーズン開始前に引退を発表したアンドレ・イグドラ選手についてです。
彼の偉大なキャリアと活躍をたどりたいと思います。
76ers
2004年に行われたドラフトで、9位指名を受け、アンドレ・イグドラはフィラデルフィア・76ersに加入し、イグドラ選手は、彼のキャリアで最も多く76ersのユニフォームを着る事になります。
当時は、76ersの英雄で、世代を超えたレジェンドプレイヤーであるアレン・アイバーソン選手と「A・Iコンビ」(両選手のイニシャルから)と名付けられ、近い将来76ersを背負う選手として期待されます。
そして、彼がドラフトされて二年後、アイバーソン選手はフィラデルフィアを去りました。
イグドラ選手は、モラント選手やコービー・ブライアント選手のように、必ずリングを目指して、アタックする選手ではありませんが、身体能力の高さとバスケットIQの高さを併せ持ち、チームを背負う責任を持ったエースです。
それらが、彼の代名詞でもある、ディフェンス力とクラッチショットの決める力に表れています。
フィラデルフィアのファンの期待を請け負った大きすぎる期待は、彼の持ち味とエースとしてチームを勝たせるという経験は、彼のレジェンドプレイヤーとして称される基礎を作った8年間です。
https://twitter.com/WarriorsMuse
ナゲッツ、ウォーリアーズ
76ersでの功績を認められ、次に移籍したのはデンバー・ナゲッツです。
当時のNBAでは、4番ポジションのプレイヤーにスター選手が揃っており、多くのチームがポストプレイを第一オプションとしていました。
しかし、ナゲッツは対照的に、4番ポジションにファリード選手や、ネネイ選手のような機動力のある選手を起用し、ラン&ガンをチームの方針とした展開の速いバスケットをしていました。
それに伴い、弱点とされる時間帯での決定力と、ディフェンス力を補うためにイグドラ選手は活躍しました。
ナゲッツは、彼が移籍した年にウエストで3位通過し、彼の活躍が結果としても現れました。
そして、イグドラ選手は、後の王朝を築くゴールデンステート・ウォーリアーズとプレイオフの一回戦で対戦し、アップセット受け、そのチーム力と新しさ、未熟さに惹かれ、次の年、彼はウォーリアーズに移籍する、異例の決断を行いました。
ウォーリアーズでの彼の役割は、より明確なものでした。
これまでは、チームの勝敗を担うエースとして活躍しましたが、彼はウォーリアーズのシステム、そして、マーク・ジャクソンヘッドコーチ含め、オラクルアリーナのファンが望むように、ステフィン・カリー選手を第一オプションすることに力を尽くしました。
最も顕著にその描写が表れたのは、彼がシックスマンを受け入れたことです。
彼はベンチから、パスをつなぎ、オフェンスが上手くいかなかった時の1on1、エースキラーとして相手の流れを断ち切るディフェンスをこなしました。
イグドラ選手のウォーリアーズでのハイライトを観ればわかりますが、彼の活躍はウォーリアーズの全体の勢いに繋がります。
2015年、イグドラ選手がファイナルMVPを受賞した優勝では、勝負所でセンターのボーガット選手とイグドラ選手を交代し、「スモールラインナップ」として、使えるスペースをより広くし、ウォーリアーズのパス回しと運動量を最大限に活かした形として、王朝の一つ目となるチャンピオンリングを獲得することができました。
その後、3回の優勝を、このチーム体制で獲得し、最期までウォーリアーズ完成するための最後のピースとして、チームに尽力を尽くしました。
最後
イグドラ選手のキャリア終盤は、プレイタイムは減ったものの、各チームに経験豊富なベテラン選手として、ポイントでのゲームチェンジや、若手の育成など、できる仕事を全力でし、ウォーリアーズでは、彼の背番号9番が、永久欠番となりました。
チームのエースとなり、全責任を背負った若手時代や、チームのエース・システムを支えるために尽力を尽くし優勝を勝ち取った全盛期、そして、それらの経験を次の若手やチームに伝えるまで、スポーツ選手という短い時間の中で、望んでもできない経験をし、それらの期待に応え、結果として証明したアンドレ・イグドラ選手は、歴史に名を残すようなレジェンドプレイヤーであったと思います。
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