ジャ・モラント選手、復帰！

こんにちは！

 

今週は、約半年ぶりに復帰を果たした、ジャ・モラント選手について書いております。

 

多くのファンが彼を待ち望んではいましたが、全ての人の期待を上回る開幕戦となったと思います。

 

私も初めからモラント選手の復帰に合わせて、彼の人々を魅了するスター性を書こうと思っていましたが、そんなことをしなくても、一試合で言葉以上にそれを世界に伝えたと思います。

 

この記事を読む前にでも、まだの人は復帰戦のハイライトを見ていただければうれしいです。

 

それでは、本編に入ります。

 

https://twitter.com/memgrizz/status/1737471599996014800

 

将来のNBAやアメリカバスケを背負うことになるであろう、24歳のジャ・モラント選手は、重なる非道徳な行いの罰として、NBAが25試合の出場処分を行い、現地時間12月19日に復帰戦が、ニューオーリンズ・ペリカンズの本拠地である、スムージー・キング・センターで行われました。

 

ペリカンズは、モラント選手の同期でライバルのザイオン・ウィリアムス選手がいるチームで、3連勝中で好調な中、グリズリーズは開幕から怪我人も多いこともありますが全く勝てず、その時点で5連敗していました。

 

ホームの勢いも相まって、ペリカンズはザイオン選手、イングラム選手、マカラム選手、バランチュナス選手の個性が発揮され、勢いに乗ります。

 

最大で、24点のリードをペリカンズがするなど、これまでの調子の良し悪しを現したかのような試合展開です。

 

モラント選手も、大きなブーイングと久しぶりの試合感の中で、試合を通して、アウトサイドのシュートに苦戦することになります。

 

しかし、前半の終わりから、グリズリーズの追い上げが始まります。

 

身長188cmとNBAの中ではとても小柄なモラント選手ですが、その卓越した身体能力による、ペイントエリア内での得点力は未だ建材しており、点数を重ね、両翼のベイン選手と、ジャレン・ジャクソン・Jr（JJJ）もそれぞれに得点を重ねます。

 

互いのチームの持ち味が発揮され、点数も拮抗し始めます。

 

ザイオン選手はファールトラブルに苦しまされる中、モラント選手は果敢にゴールに向かってアタックし、得点を決め続けます。

 

試合時間残り8秒、同点の中、グリズリーズのボールから試合が再開し、モラント選手にラストショットが託されます。

 

彼は、ためらいもなく、リングへのアタックをし、ブザービーターを決め、試合にも勝利しました。

 

結果、モラント選手は、スリーポイントなしで、34点を獲得しました。

 

彼の勝負から逃げない姿勢と勝利への執念は、選手・ファンの多くの人に感動を与え、グリズリーズファン・モラントファンだけでなく、全ての人の心を動かしたでしょう。

 

続く、2戦目は現地時間12月21日、ホームコートがあるメンフィスで、インシーズン・トーナメント準優勝のインディアナ・ペイサーズと対戦しました。

 

この試合では、ホームの後押しもあり、モラント選手のスリーポイントシュートも成功させ、試合の序盤で、リードする展開となりました。

 

しかし、モラント選手がコートにいない時間帯で、ペイサーズのトッピン選手の3ポイントシュートを皮切りに、ハリバートン選手を中心とした速い展開のバスケットで、前半終了間際には点差を戻し、実力を見せつけました。

 

シーソーゲームが続く中、モラント選手のドライブ、JJJ選手のペイントエリア内での得点、ベイン選手のスリーポイントが輝き、接戦をものにし、2連勝を飾りました。

 

モラント選手が復帰するまで、グリズリーズは、6勝19敗と、大きく負け越していました。

 

しかし、彼が復帰して以降の2試合は、強豪に連勝しています。

 

モラント選手の復帰がチームの勝利に直接つながる要因は、彼のメンタルだと考えます。

 

一試合目からもわかる通り、チームが得点を必要な時（クラッチタイム）で、モラント選手は、必ずリングに向かってドライブします。

 

それは、チームメイトも、相手チームも、ファンも、観客も、両監督・スタッフも理解しています。

 

彼自身も、身長が低いことや、相手ディフェンスが警戒していること、アウトサイドにシュートが得意な選手がいることなど、ドライブに行かない理由はいくつもありますが、それでも、リングにアタックします。

 

それだけ、強い印象があるからこそ、ディフェンスは過剰に反応し、味方は次のプレーのイメージが湧き、準備することができます。

 

じゃんけんで、勝負の前に出す手をいう戦術のようなものです。

 

そして、メンタルだけでなく、モラント選手はそのような状況でも、ドライブにアタックして、点数を決める技術と実力を持っています。

 

グリズリーズの、モラント選手の下剋上が、2023年の終わりから始まりました。

 

今シーズンの彼らから、目が離せません！